記憶の奥底に響く結婚式

私が出会ったそのご夫婦は「思いやり」という一言で伝えることができます。

自分の好きなことを通そうと思うとき、自分の思い以上のパワーで相手を思いやり、相手の望むものをパーフェクトに与えようとする行動。
そしていつも相手が嬉しくなるような、言葉を伝え続けること自分の夢や仕事にひたすら打ち込む勇気と気力を持っている、合わせて美学も持っているご夫婦でした。

奥様は、“大地のように安定した存在感・・・言葉では表せない、大きな美を内面にも備えている。
そしていつも感情を先行させない。伝わる先の相手の感情も同時にイメージできていて、コントロールできる”
女性として「男を立てる、男を尊敬する」ということを、常に自然体で出来ている方でした。

そんなご夫婦がどうやって生まれたのだろうか?
その疑問が結婚式当日に解かれるのです。答えはその日に、その結婚式の中にあります。

末席にいる親御様にお会いした時、言葉では伝えるのが憚れるくらい、当たり前に使われている言葉「深い愛情」という言葉の意味がその場に見えました。
いつでも、自分の子供を、深く信じ応援してきた親の姿。
無言の「信じている、一番素晴らしい」という親からの愛情のオーラが私達にまで伝わってきます。
そんな親と子の人間同士の温かさに触れるたびに、改めて感じます。

家族以外の その外の様々な人間関係も同じように愛情をもって展開されて、もうそこには言葉を超えた‛心の結び付’という、世界が広がっています。
結婚式はドラマでも映画でもなく、“作り物“ではない本物の人と人の深さがたっぷり詰まっていて言葉では言い表せないくらい感動します。結婚式って本当に素晴らしと・・・

人を好きになることと、自分を見つめることって、イコールだと感じます。

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